Update 11.Oct.2013
傾斜ワイヤアンテナ
新ロングワイヤアンテナ用のマストを利用してトップから反対側の1階軒先までの傾斜型のワイヤアンテナを設置した。
長さは両端碍子間で7.15m、引込み線約1m、傾斜角度は目測でおよそ45°くらいであると思う。
当初の目的は受信用アンテナのつもりだったが、やはりどうせならと言うことで小電力送信にも使えるようにバランを付加してマッチングが取れる様にした。インピーダンス比で50/450Ωと50/300Ωの2種類を用意して試してみたが後者は無線機のアンテナチューナーで7MHz以下でマッチングが取れなかったので前者の50/450Ω不平衡バランをセットしてある。
新ロングワイヤアンテナとの感度比較ではS1〜2ほど低い様だが送信では1.8〜28、50MHzまでマッチングが取れる。現状の新ロングワイヤアンテナでは1.8MHzでマッチングが取れないので、長さが半分のこの傾斜型ではちゃんと取れる所が面白い。
バランのインピーダンス比の違いだろうと思う。
部品材料など一式。
波形碍子が1個しかなかったので片側は仕方なく玉子碍子となった。架線は2㎟のIV線、給電はバランを介して同軸ケーブル3D-2Vを10m、軒先の引き留めはCATV用のニューブラケットを使用した。
5mmクレモナロープを介してステンレス製ナス環を使ってリングに引っ掛けで取付ける。
玉子碍子だと支線と見間違えられそうだが形だけのことで実質的にはなんの問題もない。
下側の給電側も同じく5mmのクレモナロープを介してナス環を使ってニューブラケットに引っ掛けで取付ける。
カウンターポイズを雨樋の中に接続点から水平方向に10mと6mに振り分けて這わせてみた。
無線機のアンテナチューナーで強制的にはマッチングがとれるので一応機能しているとは思う。
バランは軒下に吊り下げてそこから同軸ケーブルを天井裏を這わせて室内(シャック)に引き込んでいる。
傾斜ワイヤアンテナ用バラン製作