| おもいでの山
畑薙大吊橋・ウソッコ沢小屋 前夜発2003.10.29
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![]() | 昨年に引き続き今年もここを訪れた。 午前零時に自宅を出発、4:20に沼平に到着、車中で7:30まで仮眠する。 床がフラットでマットを敷いたので快眠! 前夜来の雨も夜半に上がり朝から快晴、朝日に紅葉が光り輝く。 ゲートの管理人が軽トラで荷台に犬を乗せてやって来た。 入山者は私と奥方の2人だけみたい...。 登山届を投函して8:25に出発。 |
| 風が少しあるが、寒くはない。 平日なので椹島や二軒小屋の奥地へ行く営業車や砂を積んだダンプカーなどが追いこしたりすれ違うが、登山者に対しては最徐行の気配りですごく優しい。 畑薙湖左岸をしばらく行くと畑薙大吊橋が細い糸を張った様に見えてきた。 昨年より一週間早いのだが、紅葉は最高潮のようだ。 今までのは比べ物にならないほど見事でこの先に期待が持てる。 | ![]() |
![]() | 8:55に畑薙大吊橋に到着、風が強く吊り橋が左右上下に揺れて畝っているのが見える! 写真を撮ってから、ここが初めてのウチの奥方を促して、今日も一気に躊躇せずに渡ってしまうつもり。 揺れに歩調を合わせながら数歩先の渡し板ばかり懸命に見つめて、前方の畑薙山の紅葉を楽しみながらとはなかなか出来ない。 中程はやはり風当たりが強く、横風にバランスを崩さない様に耐風に気を遣いながら両手でワイヤーを掴みながらリズミカルに歩を進める。 |
| 揺れる中で立ち止まってエメラルドグリーンの湖面を見つめてしまうと自分の位置感覚がおかしくなって吸い込まれそうな錯覚を起こす。 ウチの奥方はと振り返って見れば、どうやら後に続いてゆっくりではあるが 渡って来ている。 怖い所は早く通過してしまいたいと思うのだが、楽しんでいるのか、歩が進まないのか、私より余程か強心臓なのか? それにしても湖面の青と紅葉の色の対比は光に映えてとても素晴らしい! | ![]() |
![]() | 橋の袂から送電線鉄塔まで急登が続き、そこから緩い下降と登りの後9:40にヤレヤレ峠に到着、小休止して先に進む。 上河内沢までトラバース気味からジギザグになってドンドン下降する。 いつも思うのだが、この下降は今までの登高がほぼ無くなってしまい勿体無くて悔しい! ウソッコ沢はウソッコ沢小屋の少し上で上河内沢に合流しており、小屋までは上河内沢の右岸左岸を歩くことになる。 |
| この沢はこんな落ち込みや小さいトロが随所にあり、いつも釣り糸を垂れて見たい気になるのだが、ジッと眼を凝らしてみても魚影が見えない。 ダム湖の上の沢だし、釣果を聞いたことがないから居ないのかな? ウソッコ沢小屋までこんな吊り橋が4ケ所あって、今年渡り板が付け替えられたのもあって手入れされていた。 | ![]() |
![]() | 吊り橋を渡って上河内沢左岸に付いた時の一コマ。 光りを透かした照葉の色合いが素晴らしい。 行き交う登山者もいなくて本当に静か、いや、沢の瀬音だけが常に聞こえていてそれが無感覚になってしまった静粛...。 |
| このルート中最後の難所は鉄梯子。 沢から高巻き気味で登ってきて突然現れるので、いつもながら分かっていてもイヤなもの。 これを越えればすぐにウソッコ沢小屋でもう一踏ん張りと気合いを入れ直すのだが、一気に登り終えようとすると日頃運動不足の足にはやはり堪える。 | ![]() |
![]() | ここまで雑木の樹林の中だったのが、鉄梯子を越してから少し開けて畑薙山の稜線まで見える様になり、その余裕も出て来る。 雲一つない澄み切った青空を稜線で分けて今日の紅葉は本当に素晴らしい! 下から上まで全山燃えている。 ウソッコ沢小屋までもうすぐだ。 |
| 10:50、ウソッコ沢小屋に到着。 去年も思ったが、この小屋も古くなったものだと感慨深げ。 少し早いがお腹も空いたので昼食とする。 きつねどんべえと赤いきつねにコンビニで買ったおにぎりを各々。 熱い緑茶を入れてゆったりのんびりの一時。 | ![]() |
![]() | 茶臼岳に続く鳥小屋尾根の末端部もまた一段と見事な紅葉を見せていつまでも飽きることがない。魅せられてしまう。 平版な写真でしか表現出来ないのがもどかしい! 山の秋を十分堪能したところで、13:00、往路をそのまま下山に付く。 朝の往路では気が付かなかったが、沼平の無名山の紅葉もまた凄い! 14:00、沼平の駐車場に到着、下山届を投函して帰路に付く。 途中、予定通り第二ダム下の赤石温泉の無料風呂に浸かって汗を流し、食堂のかけ蕎麦で腹を満たした。 今日の山行は充実感いっぱいで満足! |