Open Air Motoring

ユーノス・ロードスターにETC車載器を取り付ける

電源の配線、関連の部品材料
普段はあまり高速道路は利用しないので、ETC車載器には電源スイッチを設けることを最初から考えていた。
その為、手持ちの自動車用電線やコネクタ、チューブなどで写真のようなハ−ネスを作って準備しておいた。

電源スイッチ
スイッチはかなり昔のスズキ・キャリー(軽トラ)のリヤ・デフォッガのスイッチを解体パーツで拾ったもので、ロードスターのオプションのダミー・プラグのべゼルに収まるようにプラモデルの切り貼りの要領で改造加工したもの。
パイロットランプの表示絵が熱線なのはご愛嬌。温熱の矢印が3本だったので2本削り取って1本にした。
これでETCゲートに進入する意味合いにコジツケ。

電源の取り出し
電源の取り出しはACC電源からなので、シガー・ライターへのハ−ネスの途中からパラに接続してスイッチまで布線する。
写真の黒いカプラがシガー・ライターから抜いて引き出したコネクタ。

ETC電源スイッチの実装
取り付けた所には本来は何かのオプションの操作スイッチが付くはずで、コネクタのハ−ネスが布線されているので、裏側で支障のないようにインシュロックで適切に結束しておく。
中央はフォグランプのスイッチ用にハ−ネスが来ているが、使っていないのでダミー・プラグのまま。

ETC車載器本体
ETC車載器は三菱電機製 EP-433。アンテナ分離、スピーカー内蔵型で、薄型コンパクトのデザインはいいと思うのだが、音声の音質はまったく酷いし音量ももう少し欲しいところだ。
コンソール右横のインパネ下部に付属のブラケットを使って取り付けた。
ブラケットは付属の両面テープを使って貼付けて、更にタッピングビスで固定する指示があるが、粘着力が強力なので今の所ビス止めはしていない。
この取付位置はカード差し込み口のすぐ上にインテリア・ランプがあって、暗中の操作には大変便利。

アンテナ
ロードスターのインパネは上部中央に取付ボルトがあって、そのためのセンター・ホール・カバーがある。
このカバーがアンテナ取付に形、サイズ、位置共にまるで注文通り。
カバーを取り外してそれにアンテナ本体を貼付けてから同軸ケーブルの引出しを前方にして元にはめ込んで戻す。
同軸ケーブルはアンテナ側から右Aピラー下部までインパネ奥に押し込んで車載器まで布線する。
同軸ケーブルは3mと長いので、インパネ裏で小径のループに束ねて他のハ−ネスにインシュロックで留めてある。
動作の確認
電源をオンにして、取説を参照しながら車載器単体とETCカードの認証やいろいろなファンクション、エラー・メッセージなどのテストをした。

実際の利用テスト
最初は少し不安があったので、ETCカードを入れないで一般/ETC兼用のゲートを通過して通行券を受取り、その際のエラー・メッセージを受信して車載器の相互通信の良否を確認するつもりであった。
ところが、入ったICに兼用ゲートは無く、いきなり本番と言うことに。
カードをセットしてETCゲートへ徐行で進入、通過可のアナウンスと共に通過の表示が出てバーが揚がりあっけなく通過。  ヨカッタ!