Update 3.Jun.2016
HF Vダイポールアンテナを設置
伸縮マストに取り付ける


50/144/430の3バンドグランドプレーンアンテナに続いてその下にクリエイトデザインのV型ダイポールアンテナ・730V-2Wを取り付けた。必要とする7/21/28MHzの3バンドタイプではエレメント長もコンパクトで、バランに代わって7MHzではマッチングユニットの4チャネルの切り替えでバンド内VSWR1.5以下となる様に広帯域化されている。バンド内各チャネルのVSWR最良点の周波数特性を少し高めにする為に先端エレメントパイプ長さを少し短くセットして30kHzアップを狙ってみたが計算程ではなく半分の15kHzしか上がらなかった。まあ地上高も10mと低いしエレメント角度も90ではなく140度として周囲のこともあるのでそんなものかも知れない。チャネルの切り替えをユニット内のリレーで行うのでその電源と制御信号の供給ケーブルが必要で同軸ケーブルと平行して少しでも軽くする意味で0.3sq4芯の細いCVVを引き込んである。伸縮ポールなので伸ばす時は手で掴んで持ち上げるので、最終段での持ち上げ総重量は計算ではマスト自重も含めて17Kgになる。
21と28MHzのVSWRについて周波数特性をアンテナアナライザで見てみると値としては低いのだがはっきりした山谷が現れなくて結構ブロードな感じである。これでいいのかって特性的になんとなく物足りないと言うか変な感じがするが電波の発射はちゃんとしているようだ。
マストの耐風性についてはやはりステイを2段とすることにして、屋根上のアンカーは電材のチャネルをフックボルト2ヶ所で固定する様にしてフックボルトもステンレスの新しいものにして強度を増した。



現在のアンテナ取り付けでのマストの使い方は耐風性を考慮して6段目トップを5段目から550mmだけ引き出してその先端にGPアンテナを、5段目下部の4段目から200mmの位置にV.Dpアンテナを取り付けてある。
地上高はそれぞれの給電部で12.3m、10.2mになる。



初めてのVダイポールだが性能はいいと思う。指向性方向はローテーターがないので北東ー南西で固定、既設のロングワイヤと比較して、高さとか指向性などの条件的な違いはあるが受信感度は上がってS/Nレシオが格段に改善された感じがする。
送信に関してはSSBでの回り込みが緩和された様だが一部のバンドではまだある。

マッチングユニットBS-41。ケース、カバーの形状や構造から見ると防水性は良くないと思える。
エレメント片側の長さは4.2m、重さ2kg程でモーメントも然程ではないのでマストクランプをマストに取り付けた後からエレメントを取り付けた。
GPとV.Dpからの同軸ケーブル8D-FBとコントロールケーブルの3本は適当な間隔のスパイラルチューブで束ねる。

北側アンカー

南側アンカー

東側アンカー

強風時マストを縮めてアンテナを最下部まで降ろす。
回転防止で先端にフック付の竹竿でエレメントを固定する。
取り付け位置のマスト径が44Φで適合値のほぼ最小径なのと肉薄なのでUボルトを強く締め付けられないので回り止めをしてみたが今の所効果があるようだ。
回り止めと同じ理由のずり下がり防止でパイプ吊り金具を利用してマストクランプを下支え。
7MHz4バンド切替のコントローラ。3信号で4ポジション、LLは無いがHが無電圧なので同じポジションとなる。
組立と配線はキットになっていて自分で作る。取説に実体配線図があるがロータリースイッチの端子は小さいのでそのとおりにはやらない方がいい。