Update 18.Mar.2023

TS-680アンテナ切り替えリレー回路を追加
受信専用にしてしまったが出力10Wの送信もできるようにしておくかと思って...'22年11月のこと
 
100Wファイナルユニットとローパスフィルタの基板を取り出してHF BAND 受信専用にしてしまったTS-680Vなのだが、電源供給のためだけに10Wファイナルユニットを入れてあり、取り出したフィルタ基板内に送受信の アンテナ切り替え回路があったために送信状態にはなるがアンテナには継ながらないことになっていた。
せっかくあるのだから活用できたら何かの時には 役に立つかも知れないし、フィルターはなくとも10Wの電波くらいは出せるようにしておこうかと思いついてお遊びのおもちゃいじりのつもりでフィルタ基板内の アンテナ切り替え回路を別基板で作ってやってみた。
正常に動作して送信の出力は確認できた。しかし問題はSSBで変調の時がものすごい出力で、 マイクレベルコントロールが全く効かない発振状態で飽和歪みの過変調のようで、そのためファイナルのトランジスタは過電流となり電源ラインの チョークコイルが過熱状態になった。
原因はマイクレベルコントロールVRの不良で、GND側が浮いてしまっているのかマイクアンプのGAINは相当あるはずで、 ノーコントロールの信号やノイズがストレートに出力されているようだ。
このパーツの交換修理ができればいいが同じものは今となってはまず入手不可であろうし 別の代替え品でやるほどのこともないと思って取りあえずこのままの受信専用で使用することで終了することにした。


☆追加のアンテナリレー回路図はこちら
☆TS-680総合回路・フィルター部回路図はこちら
☆10Wファイナルユニット改造の回路図はこちら



作ることが好きで楽しいのでムダなこととは思いつつ、 結果はどうあれただ作って取り付けてみただけのこと^^
でもやはり余計なことをしちゃったな感はあるね。


受信専用にしてフィルター基板は別利用で取り出してある。

アンテナ入力同軸コネクタとファイナルユニット出力の同軸ケーブルを準備。

ファイナルユニット出力の同軸コネクタは使えないためそっくり取り替える。

フィルター基板が手に入ったらまた取り替えて元に戻せばいい。

アンテナ切り替えリレー基板。パワーメーター用の検波回路は切り離しできる。

基板取り付けで3箇所のシャーシーアースを取る。

基板の取り付け予定箇所。同軸コネクタからの同軸ケーブルも準備品に取り替える。

タッピングビスで取り付け、各コネクタ接続して完了。

50MHz関係とバンド切り替えの線材は使わないので撤去せず適切に処理しておく。

パワーメーターのレベルは適当でとりあえず指針が振れればいい。カバーして終了。