Update 1.May.2021
ノートPC用マイクアンプの製作
MacBook Proに外部マイクを接続する

ノートPCのMacBook Proで外部マイクを使うには3.5Φミニプラグのオーディオライン 入力ポートがあるが入力感度が文字通りラインレベルかそれ以下なのでマイク単体の出力レベルでは使えない。
別のWindowsのノートPCの外部マイク 入力はECMでもDynamicでもアンプなしの単体で十分な入力感度があるのにMacノートは違うのだ。
変調用のGain20〜30dBマイクアンプを介してみたがまだ少し足りない様なのでよっぽど 入力感度が低いと思えるが、数値的な仕様がわからないのは困ったものだ。
USBマイクを使えばいいのだろうけれどそんなものの持ち合わせもないし アナログでやるというこだわりと作る楽しみもあって専用のマイクアンプを作ってみた。もちろん無線機の変調用マイクアンプとしても使える。
ケースはこの頃良く使うパナソニック電工の露出増設ボックスで、別売りでメクラ蓋の穴なしパネルもあるが、今回はアルミ板を加工してパネルを 作った。
何個か長年持ち続けていたレベルメーター(VUメーターとは言えない)を一つでも消化したい意味もあって遊びでデコレーションしたが、 アンプの出力モニターとして役には立つ。
50Hz〜10kHz辺りまでフラットな周波数特性。




パネル取付ネジは普通のステンレスキャップボルトを低頭に加工したもの。一番のこだわり(笑)

内臓するアンプはちょっと古いカセットテレコデッキの基板から録再アンプ回路の 部分を切り取ったもので、DIN特性のイコライザをフラットな特性に直したりその他少し回路変更改造を施し、各接続ポートはラッピングピンを 打って半田付け端子にした。
元は60dB以上のGainがあるが大きすぎるので最大40dB程度になるように調整してある。
ケースに収納するために基板幅を少し削り取ってパターンが切れた部分が出来たのでスズメッキ線のジャンパーで連絡する羽目になった。






製作

コンセントやスイッチの露出増設ボックスをケースに使う。

部品位置は相互の余裕がないのでけがきと加工は正確に。

部品取付で内側の邪魔な出っ張りはカットして除去する。

アンプ基板、部品取付。

レベルメーターアンプ基板。

特定の条件で発振するのでパスコンを裏付け。

レベルメーターを加工して基板取付用スペーサーを取付。

バックライトLED基板。

高輝度白色LED2個、13.8Vで20mA流す。

レベルメーターに基板取付。

光漏れ防止の遮光壁を厚紙で作り基板に接着固定する。

バックライトLEDはスケール板まで10ミリ程が良さそう。

レベルメーターアンプ基板を取り付けて配線。

バックライトLED基板付きメーター接続。

誘導ハム対策でパネルアース用ラグをセットする。

ケース底面。電設資材のボックスってのがすぐわかる。

1.5tアルミ板でパネルを作る。

塗装してレタリングで文字入れ、クリヤラッカーで抑える。

レベルコントロールVR、出力のRCAピンジャック。

マイク入力ジャック、電源スイッチ、DC電源入力ジャック。

MacBook Proのライン入力レベルモニター。

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