Update 23.May.2019
LEDデジタルパネルメーターボックスの製作
汎用型にして無線機やその関連の電源電圧電流を表示する

どうしても必要と言うほどではなかったが、家電のオーブン電子レンジの修理で 高電圧大電流のシリコンダイオードを通販(秋月電子)で買うのについでになにか他のものもと思って注文してしまったのがコレ。
1個のはずが訳あって2個になってしまったので、使い道を専用機器組み込みではなくて多用途に使える汎用性を考えて1ケースに収容してそれぞれ独立した 端子を設けて2系統の電圧電流を測定することにした。
買ってからわかったこと(注文ページで取説PDFがあるのを気づかなかった)で仕舞ったなあと 思ったのは、電流測定が(−)側でされるので場合によっては困ったことになること。
とりあえずV/U機のFT-7900Hの電源電圧電流とIC-7700のDC出力 電圧電流を読むことにして接続をしてあるが、IC-7700のDC出力は接続する負荷機器に同軸ケーブルなどで本体と導通状態になるものがあると電流測定の シャント抵抗がスルーになってしまうので正常な電流値を表示しない。LDGのアンテナチューナーがこれに該当するが除外できないので困った。 マイナス側接続の不都合とはこのこと。も一つは負荷機器の接地がわずかに浮くので完全なコモンセンスではなくなること。
FT-7900Hの方は一応問題なく表示する。フルパワーの50Wでは8Aちょっと流れるのがわかって、電源の過電流保護のシャットオフ設定値が8.3Aなので ギリギリセーフで良かった。測ってみるものだなと。
測定確度は電圧±0.5%±2dgt、電流±1%±3dgtとスペックにあって、2個の相対的にはどちらが 真値に近いかは別として1dgtの誤差があるようだ。


当初予定のLDGアンテナオートチューナーの上に設置した。左のパネルメーターが IC-7700のDC出力電圧電流表示で、アンテナチューナーの同軸ケーブルコネクタを外しているので正常な値を表示している。通常の接続状態では電流測定の シャント抵抗がスルーになるため1A程の実電流値が最大でも0.1〜0.15A程度の表示になってしまう。
右は別電源からのFT-7900H電源電圧電流表示で 一応お互いのケース(シャーシーアース)間は絶縁されているので実測値が表示されているはず。


製作

LEDデジタル直流電圧電流計 DE-2645-02

ケースに電設資材の露出増設ボックスを流用する

セットの上パネルは穴なしのメクラパネルがあるが別売り

大きい角穴はミシン目から鋸刃で切り欠く

前面のパネルメーター角穴

後面のジョンソン型端子取り付け穴

切り出した端材を底の開口部に合わせて整形する

接着してゴム足の受台にする

パネルメーターとジョンソン型端子を取り付け

端子間ジャンパー以外付属のコネクタ付ハーネスで配線

メーター電源と被測定電源は分離だが条件付で共通でも可

共通電源とする場合端子間(赤-白)ショートバーで連絡する

動作確認、左側で電流測定表示

動作確認、右側で電流測定表示

付属の上パネルは角穴に樹脂ネットを貼って通風口にw
●配線図はこちら