Update 26.Dec.2013
FT-90のスロットインホルダーを作る
ラックへの取付け位置にこだわった為の苦肉の策

車載用のトランシーバFT-90は小さくて軽いので置いただけで固定しないと操作がうまく出来ないし、接続した太くて固い同軸ケーブルで望まぬ方へ傾いたりひっくり返ったりしてまことに始末が悪い。 それでラックの棚板から吊り下げて固定することにして最初は直付けのつもりで簡単に考えていたが、取付け位置の関係でブラケットを直付けするとその後の無線機本体の取り付けが出来ないことに気が付いて、この位置にこだわるあまりの苦肉の策として脱着の容易さを考えてスロットインホルダーを思いついてあり合わせの材料で作ってみた。 付属のブラケットにある左右3列の長穴をロックに使えば前後3段階に設置出来ると判断してその様な構造にしてみたら思ったとおりに出来上がって固定感もしっかりしていて大成功だった。
この構造にした結果取り外しが気楽に出来るし最大35ミリ前へせり出せるので便利で良かったと思う♪

材料は古いMachintoshのケースに使われていた鉄板から切り出したが、都合良く端がリブ状に曲げ加工されている。

この鉄材はジンコート処理で錆び難いのだ。
ブラケットが入るクリアランスの為のシムをアルミ板で作った。

クリック用にM3トラスネジを取付けた。

最前部-中間-最後部の三段階で最大35ミリ調節出来る。

一番奥まで入れた位置のイメージ。

ホルダーを取り付け
ブラケットのみで試してみる。ホルダーはカンチレバー的なバネとしての使い方で結構反力が強くてクリックがしっかり効く。

ブラケットを無線機本体に取り付け。
直付けだとラックの支柱で左側のボルトが取付け出来ない。

クリックが効いてしっかり固定出来て予想以上に調子がいい。

ついでにマイクハンガーもアルミアングル材を加工して作った。