Update 6.Jul.2019
広帯域50Ω平衡ー不平衡1:1アンテナバランの製作
14MHzダイポールアンテナで使うつもりだったが・・・

これまで14MHzのアンテナがなかったのでV/UのGPアンテナマストを使って給電点地上高10mの逆Vダイポール アンテナを架設することにして広帯域平衡ー不平衡1:1のバランを作ってみた。
トロイダルコアの仕様がよくわからないが店の表示でHF/10MHzと あったので使ってみることにした。
0.2SQ・IV線をヘプタファイラW1JR巻きで6+6の計12ターンでやってみてそれ以外の巻き数では実験しなかった。 50Ωのダミーロードを接続してアンテナアナライザでSWRやインピーダンスを測定してみたが、3.5MHzが最も良い結果で周波数が高くなるにつれSWRが悪く なりインピーダンスも高くなった。ダミロードが普通の金属皮膜抵抗なので高周波特性は悪いはずで、高周波特性の良いちゃんとしたダミーロードであれば また違った結果であったかも知れない。
実際にこのバランを使って14MHz逆Vダイポールアンテナを架設して測定してみたところ良い結果が 得られなかった。そこで市販されている広帯域バランと比べてみようと思い、第一電波のBU-50を購入して同じ条件で測定してみたが良く似た特性と数値で、 自作のものと入れ替えてアンテナとしての特性を測定してみたがこれもほとんど同じだった。
エレメントの傾斜が屋根の傾斜に沿っていて2〜3mと接近 しているのでその影響が大きいように思える。
と言うことで自作バランでもほぼ同じ性能である ことがわかって安心するとともに余分なものを買ってしまったとがっかりも。 せっかく市販品を手に入れたので現在はこのBU-50を性能を発揮できないまま 使用している。
                                              製作2017年7月

14MHzフルサイズ・逆Vダイポールアンテナをマストに滑車で釣り上げて固定

SWR実測値 アンテナチューナーでマッチングさせてなんとか使える限界か
バランの製作

某メーカーのデータを参考にしてヘプタファイラW1JR巻きで6+6計12回巻く

モノ、バイ、テトラファイラに分けてシリースに繋いで平衡、不平衡を構成する

バラン出来上がり

別の使わなくなったバランのケース、コネクタなどを流用する

バラン取り付け 接着などで特に固定はしなかった

2SQ.IV線ワイヤダイポールなので引止めの耳を塩ビ材で作ってケースに接着する

バランユニット出来上がり 浸水防止のシールは前のもののまま

フルサイズ・ワイヤダイポール完成 波型碍子へは波長調整のため長めで仮取り付け

3.5MHzの測定 もっとも良い値が得られた

7MHz まあまあの値

14MHz 

18MHz

21MHz ダミーロードの抵抗の性能が高周波向きではないからか


28MHz インピーダンスが100Ωに