ASTATIC D-104クリスタルマイクの改造
内部配線を整理してマイクのバイポーラTRアンプをFETアンプにする
2018年11月

|
レトロと言うかクラシック・モダンとでも言うかSILVER EAGLEの愛称で今も多くの局で使われているようだが、
なにかかの改造がなされていてオリジナルのままは少ないようだ。 譲り受けてとりあえずアイコムIC-7410,7700のピンアサインで
コネクタ処理して使ってみたが、アンプゲインや出力レベル、実測や変調レポートなどからの音質や周波数特性、電源電池などのことで
少々改善の必要や問題があったりで使い勝手や使いづらさがあるのでやはり改造をしてみることにした。 やることは、内蔵アンプを
バイポーラトランジスタのアンプからFETアンプにする、アンプ電源は9V積層電池をやめて無線機本体からDC8Vを供給する、006P電池スナップは
使わないので取り去る、マイクのカールコードはやめて別のマイクケーブルに取り替える、クリスタルマイクユニットのスタンドへのアース接続確認、
配線の整理とコネクタ化、不要な回路の配線は残すが整理してまとめて養生するなど。 FETアンプのみの周波数特性は50Hz〜10kHzまではフラットな
特性なのでマイクユニット含んだ総合的特性は相手局変調レポートも参考にして無線機内のイコライザで調整する。
|

オリジナルの配線ロケ。006Pの電池スナップやカールコードは使わないので取り外す |

オリジナルのマイクアンプはGainが大き過ぎ。回路図はこちら
|

FETマイクアンプ基板・マウント面。うんと昔の無極性電解コンデンサは馬鹿でかい |

FETマイクアンプ基板・ソルダー面。Gainは20dBほどでちょうど良い |

不要なものは取り除いて必要な回路だけ整理してコネクターエンドにする |

オリジナルのカールコードは使わない |

コネクター接続 |

基板とアースラグを取り付け |

出力レベルADJの穴位置を合わせて底蓋取り付け |

マイクケーブルは最初1.5mを最終的には1mにした |
回路図・基板図・配線図

|