Update 26.Apr.'19
ASTATIC D-104クリスタルマイクの改造
内部配線を整理してマイクのバイポーラTRアンプをFETアンプにする

2018年11月
レトロと言うかクラシック・モダンとでも言うかSILVER EAGLEの愛称で今も多くの局で使われているようだが、 なにかかの改造がなされていてオリジナルのままは少ないようだ。
譲り受けてとりあえずアイコムIC-7410,7700のピンアサインで コネクタ処理して使ってみたが、アンプゲインや出力レベル、実測や変調レポートなどからの音質や周波数特性、電源電池などのことで 少々改善の必要や問題があったりで使い勝手や使いづらさがあるのでやはり改造をしてみることにした。
やることは、内蔵アンプを バイポーラトランジスタのアンプからFETアンプにする、アンプ電源は9V積層電池をやめて無線機本体からDC8Vを供給する、006P電池スナップは 使わないので取り去る、マイクのカールコードはやめて別のマイクケーブルに取り替える、クリスタルマイクユニットのスタンドへのアース接続確認、 配線の整理とコネクタ化、不要な回路の配線は残すが整理してまとめて養生するなど。
FETアンプのみの周波数特性は50Hz〜10kHzまではフラットな 特性なのでマイクユニット含んだ総合的特性は相手局変調レポートも参考にして無線機内のイコライザで調整する。

オリジナルの配線ロケ。006Pの電池スナップやカールコードは使わないので取り外す

オリジナルのマイクアンプはGainが大き過ぎ。回路図はこちら   

FETマイクアンプ基板・マウント面。うんと昔の無極性電解コンデンサは馬鹿でかい

FETマイクアンプ基板・ソルダー面。Gainは20dBほどでちょうど良い

不要なものは取り除いて必要な回路だけ整理してコネクターエンドにする

オリジナルのカールコードは使わない

コネクター接続

基板とアースラグを取り付け

出力レベルADJの穴位置を合わせて底蓋取り付け

マイクケーブルは最初1.5mを最終的には1mにした

回路図・基板図・配線図