DUCATI Sport 1000 S
サイドスタンドがエキパイに当たる!
ノーマルではシート高が非常に高く足付きが出来ない為、その改善策としてライダースクラブから出されている「レイダウンキット」なる改造パーツを追加することにより45mm(とのこと)低くすることが出来、その結果両足つま先が辛うじて地に着く様になったが、その副作用としてサイドスタンド使用時に車体が起ってしまい不安定な状態となった。
それでその対策としてムルティストラーダ用のブラケットに交換した。
軸中芯が下がってひねりも異なるのだが角度がより寝ている為車体の起ちは修正される。
しかし、走行で収納したときにエキパイに当たってしまう。
ショップで納車前にスタンド底のかかとを削った為か、エキパイに当たった後擦って乗り越えて内側に入り込んでしまうのだ。
これでは取り出す時にどうしても下方に力が掛かるのでますます出し難くなってしまう。
ただでさえ足付きの悪い状態でスタンドを出すのに苦労するのは困る。
そこで対策を外観的にも機能的にも支障のない方法で検討して、ストッパー部にスペーサーを取り付けてエキパイの10mmほど手前で止まるように改造をすることにした。
寸法や形状、取付方法などを考えていて思い付いたのがコレ。
硬さや錆ないことを考えてステンレス製。 因に材料はM10のナットを切ってヤスリで削り出したもの。
リヤアクスルをスタンドで立ておいてサイドスタンドを取り外す。
ロータリーのセーフティスイッチがあるのでこれも取り外して、これでサイドスタンド単体となる。
ボール盤で下穴を開けM4のタップをたてる。
そこへM4×12のキャップスクリューでスぺーサーを取り付けるのだが、ゆるみ止めに嫌気性のネジロック「ロックタイト」をネジ部に塗っておく。
組み上がったサイドスタンドを元に戻して状態をチェック。
オオッ、ねらい通りの位置でカチッと止まる!
乗った状態での足での取り出しは?っと。
オオッ、これもいいぞッ!
少し外側に出たので足を掛けるのも遥かに容易で楽になったではないか!
あとはエキパイの塗装はがれをつや消し黒の耐熱塗料で修復して終わり。
見てくれはどうだろう?
おかしくもなく違和感もないと思う。
元々は収納時にもう少し上でセットされてステップのすぐ後方下になるのだが、この対策で使用したムルティのブラケットでは少し下がった位置になるので、スタンドの取り出しの足掛けが返って容易になったのではと思うのだが。
ただ、セーフティスイッチのハーネスも下がって、オイルパン下横に中空になるのが気になる。