ショップで1年点検を受けて引き取りに行ったある日、メカのO君からボソッと伝えられた情報。軽四用流用はバイクを判別する様になったみたいで、実際にエラーでゲートが開かなかったと言う実例をいくつか。
半月前まで利用して問題なかったので初耳で驚いたがいつかはこうなるかもと思っていたので、以降ホントにダメかどうか確認はしていないが怖くて使えなくなってしまった。
でもやはりETCは必要ということで止むなく正規に2輪専用ETCを取付けることにした。機種は日本無線のアンテナ/本体分離タイプの「JRM-11」。
アンテナ一体型の「JRM-12」も新発売で出たばかりだったが、取付け位置やセキュリティなど、また外観的なこともあって分離タイプを選択した。2輪ETCは取付けを自分で出来ないことになっていてしかも車載器の価格が高くショップでの取付け費用もかかるし、第一、DIYをポリシーとする上で何と言っても自分の思う様にやってみたい。
なんとかならないかと思っていた所ネットショップでセットアップ込みの通販を見つけたので購入することにした。販売の条件には「取扱店で取付けて下さい」とあるが現実こんなことはあまりあり得ないことなので、これは建前と解釈した。
価格はそんな事情の足下を見透かしてか定価より数千円高いが、業者の取付け工賃よりは安いかと自分に言い聞かせて我慢した。
車載器本体の設置は先回のフロントカウル内のフレームはやめてシート下に収納することにした。
じっくりと調べたが1000SはECUとレギュレータとの間のスペースにしか適当な所が見つからない。ここのレギュレータはかなり高熱を発するので少し心配なのだが、最高でも60℃位なのと直接の輻射ではないので良いだろうと判断した。ただ、ハーネスが浮き上がっていて容積が確保出来ないので、結束をし直したりで色々と整理して底に沈めてその上部にスペースを確保して、取付けステーを1.2mmのアルミ版を加工して作りECU取付けボルトに共締めして、車載器を付属の両面粘着テープで貼付け固定した。
アンテナと表示器は先回と同じ方法でフロントカウル先端に取付けるが、角度が違うのでホルダーを作り直してスクリーンを取り外して穴開け加工してビス止めとした。
取付けプレートは1.2mmのアルミ板を加工してマットブラックで塗装して作った。
アンテナと表示器はケーブルをスパイラルチューブで予め養生しておいてからステーに付属の両面粘着テープで貼付けて、そこから適当なスタイルを取りながらタンク内側のフレームに沿わせて配線してインシュロックで緩く固定してシート下まで導く。
電源は先回の既設の取り出したものをギボシに換えて利用するが、本体からのケーブル類もまとめてスパイラルチューブを巻いて整理して各コネクタを接続する。特に同軸ケーブルは小さいRやキンクなどを付けない無理のないことが重要。
実走行をしてテストしてみたが問題なく動作した。熱の問題は冬と言うこともあって少し温かい程度だったが夏にもテストして動作に問題ないか確認しておく必要はありそうだ。
表示器の取付け位置は丁度メーター前方にあって、オプションで販売されている取付けキットのハンドルブラケット位置よりは視線移動も少ないので視認しやすい。
やっぱりETCはあった方がいいと思う。